釣り場に持っていく必要最低限のエギの数やラインナップが知りたい
状況に合ったエギがなくて釣れないという悔しい思いはしたくない・・・
エギを何本か揃えたいが、なるべくなら安くすませたい・・・
今回はそんなエギの揃え方に関するお悩みを解決したいと思います。
元釣具屋の店員、エギング歴20年の私の経験からエギの揃え方や安いエギの活用方法についてお伝えします。
最後まで読んでいただくことで、エギの揃え方や安いエギの活用方法がわかり、エギングに行くのがもっと楽しみなります。
エギって何本揃えるの?具体的な本数や種類は?
エギって本当にたくさんの種類があって、選ぶだけでも迷ってしまいますよね。
そんなエギを状況に合わせた対応できるように何本か揃えて釣り場に持っていかないと、思うように釣果があがりません。
エギの選び方についてはこちらの記事で説明してありますので、よかったらあわせて読んでみてください。
釣り場に持っていくエギの本数、結論から言うと最低限5本!
結論から言うと、最低限5本揃えて釣り場に行くのがおすすめです。
5本あると、同タイプのカラー違いを2セット用意できるので、1本なくしたとしてもゲームを継続できますし、状況の変化にも対応しやすくなります。
また、それでいて必要最低限の本数になるため、持ち歩いても重く感じません。
あくまでしまなみエリア基準です!
もう少し持っているエギの本数が増えたり、テクニックの引き出しが増えてくると10本程度持参する方が多いようです。
1本だけだと困る理由
もっとも困る理由としては、根がかりや不意なトラブルによるロストです。
仮に1本しか持っていってなくて、1投目でロスト!なんてことも十分起こりうる可能性があります。
そうなってしまうと、トボトボと帰るか、近所の釣具店にかけ込むハメになります。
私も経験者であります・・・涙
また、同じエギでのワンパターンなアクションではなく、状況に応じてエギをチェンジしていくほうが、はっきり言って釣れる数は伸びます。
同じカラー、同じサイズのエギをずっと使い続けていると、最終的には反応がなくなります。
でもエギを変えた瞬間、アオリイカが即反応!といったこともよくあります。
こういった理由から、はじめてのエギングとは言え、1本だけではなく何本か持っていくことをおすすめします。
時期によって持っていくエギの種類は変わる
アオリイカの寿命は1年です。9月に始まる秋シーズンでは、日を追うごとに釣れるアオリイカのサイズが大きくなっていきます。
そんな理由から時期によって釣行する時間やポイント、エギのサイズも変わっていきます。
アオリイカの季節による行動パターンついては、こちらの記事で詳しく説明しています。
9月〜10月上旬のラインナップ
No. | 号数 | フラッシング | タイプ |
---|---|---|---|
1 | 2.5 | ★★★ | ノーマル |
2 | 2.5 | ★★☆ | ノーマル |
3 | 3.0 | ★★★ | ノーマル |
4 | 3.0 | ★★☆ | ノーマル |
5 | 3.0 | ★★☆ | シャロー |
9月から10月上旬は、デイゲーム中心でアオリイカのサイズも小型、攻めるポイントも浅場が多くなることから、視認性のいい小型エギ中心のラインナップにしました。
布のカラーは、すべてオレンジ・ピンクを中心に選んだので大丈夫です。
2.5号、3.0号ともに、同じサイズでも下地のフラッシングが異なるものを用意します。
フラッシングに★が2つあるものは、通常の金テープのような定番の下地カラーです。主戦力のエギになります。
フラッシングに★が3つあるものは、さらにフラッシング効果の高いものという意味です。
クリヤーボディを採用しているものや、ホログラム、グローなど、アピール力に特化したエギをもう1種類用意しておきます。
そうすることで、まず、高アピールカラーのエギから投げ始め、ある程度反応がなくなったら金テープに変える、といったローテーションが可能になるます。
また、2.5号と3.0号の2サイズを用意していることで、3.0号から始めて2.5号にサイズダウンする、といったサイズローテーションも可能です。
3.0号のシャロータイプを1本混ぜることで、浅場での遠投、スローフォールによって、アピールできていないアオリイカがいないかチェックできます。
攻めてないとこ攻めると、案外いいのが残ってたりしますよ!
メインのサイズとなる2.5号と3.0号がそれぞれ2本ずつあることで、3本までならロストしても最後の1本でエギングを楽しめるようなラインナップになっています。
10月中旬以降のラインナップ
No. | 号数 | フラッシング | タイプ |
---|---|---|---|
1 | 3.0 | ★★★ | ノーマル |
2 | 3.0 | ★★☆ | ノーマル |
3 | 3.5 | ★★☆ | ノーマル |
4 | 3.5 | ★☆☆ | ノーマル |
5 | 3.5 | ★★☆ | シャロー |
10月中旬以降になると、釣れるアオリイカの平均サイズも上がり、どちらかというとエギ自体のサイズによるアピール重視に移行していきます。
まず3.0号の2本は主にデイゲーム用になります。
この2本の考え方は、9月〜10月上旬と同様に、フラッシング効果の異なる下地カラーを2種類用意します。
3.5号の2本は、主にナイトゲーム用です。
日中でも3.5号で釣れますが、水深の浅いポイントの多いしまなみエリアでは、日中の3.5号はシルエットが大きすぎるというのが実際やってて思う感想です。
ローテーションの中に3.5号を入れると、いいアピールになって状況が変化したりすることもありますね。
10月中旬以降になると、ナイトゲームで良型のアオリイカが期待できるため、光量の少ない時間帯でもアピールできる3.5号にサイズアップさせます。
夕マヅメ〜ナイトゲームに突入するときなどは、このサイズアップローテションをおすすめします。
3.5号については、赤テープなどフラッシング効果の低い下地カラーのものを用意しておきましょう。
これは、砂地のボトム付近を攻めるときや、月明かりのあるときなど、エギのシルエットをはっきり出してアピール力を高めるためです。
3.5号のシャロータイプを1本混ぜたのは、ノーマルのフォールスピードで反応が得られないときに使うためです。
ゆっくり落ちるフォールスピードを利用して、アオリイカにじっくりとエギを見せて抱かせる戦略になります。
アタリの少ない日は、活性が低いためか、3.0号に戻すとアタッたりすることもあります。
コスパ重視!安いエギじゃ釣れないのか問題
一昔前では考えられなかったのですが、現在ではダイソーのような100円ショップでもエギを売っている時代になりました。
また、各大型釣具店では、自社ブランドのエギを発売し、こちらも100円とは言いませんが、かなり安い価格で販売されています。
メーカエギじゃなくても、いわゆる『デフレエギ』でいいんじゃね?
コスパを考えると、こんな疑問がフツフツと湧き上がってきます笑
お小遣い制のお父さんならお分かりいただけると思います・・・涙
結論から言います!
デフレエギでも十分釣れます!
ただし、注意点がいくつかあります。
安いエギとメーカーエギの違い
安いエギとメーカーエギの最大の違いは、エギそのものの『作り』です。
作業工程や素材による違いになりますが、概してメーカーエギのほうが細部の作りがしっかりしているので、ロストしない限り長く使うことができます。
エギ自体の設計に関して言うと、釣具店が製造している自社ブランドのエギはある程度信頼できると、個人的には思っています。
ダイソーの100円エギもなかなか評価が高いようですが、もし安いエギを選択肢に考えてるなら、釣具店が製造している自社ブランドエギのほうが安心して使用できます。
安いエギで揃える、安いエギとメーカーエギを混ぜるなど、お財布事情によってコスパ重視のラインナップを揃えるのもアリです!
エギボンバー!
ポイントさんで売っているやつですね!
安いエギをめちゃ釣れるエギに変える方法。
安いエギでも、少し手を加えることでメーカーエギなみのポテンシャルに変えることができます。
ただし、限界もありますので、そこはご了承を・・・。
安いエギを購入したら、まずパッケージから出して全体の作りをチェックしてください。
シンカーや布に関しては、使用前に瞬間接着剤などで補修しておきます。
これをやっておかないと、使ってるうちに布がどんどん剥がれてきたり、シンカーがなくなったりする可能性があります。
そして最大のポイントです。
ご自宅の浴槽などでフォール姿勢を確認してください。
安定したフォール姿勢こそがエギングの最大のポイントになります。
まっすぐ沈むものであれば問題ありません。
万が一、左右どちらかに曲がってしまう場合は、釣果に大きく悪影響を及ぼすので、調整が必要になります。
ボディに対してシンカーがなるべくまっすぐになるようにペンチ等を使用してシンカーを微調整します。
グラつきが発生してまった場合は、瞬間接着剤等で補強しておきましょう。
準備は万端。さあエギングに行こう!
今回の記事では、釣り場に持っていくエギの具体的な本数や揃え方、安く揃える方法ついて紹介しました。
1本だけでなく、何本かのエギを釣り場に持っていくことで、状況に合わせたエギングができます。
その結果として釣果もUPしますので、ぜひ何本かのエギを揃えてからエギングに行きましょう!
エギング初心者の方に向けた内容をまとめた記事はこちらになります。よかったらこちらもチェックしてみてください。