来島は、来島群島の中でも最も今治寄りに位置する芸予諸島最南端の島です。
周囲約1km弱の小さな有人島で、漁港が1カ所、その他は小さな堤防や磯が中心になります。
潮流が非常に速いため、まさに難攻不落の島。
そんな理由からか、釣り人はほとんど見かけず、竿抜け的な島で、びっくりするような化物クラスに遭遇することがあるのが魅力の島です。
概要
周囲約850mの有人島です。来島海峡大橋は通過していないため、自動車での上陸はできません。
アクセスには、波止浜港から出船する連絡船の利用のみとなります。
島内での移動手段 | 徒歩。島北部に磯が広がるため、スパイクソールのフットウェアが理想。 |
周回 | 可能。ただし干潮時のみ。1周約1時間程度で回れます。 |
対象魚 | アオリイカ・メバル・アコウなどの他、青物やスズキが期待できます。フカセ釣りは潮止まり前後以外は難しいかもしれません。 |
おすすめの潮 | 小潮〜中潮の干潮前後であれば、島1周ランガンを楽しめます。 |
来島は、中世に瀬戸内海で活躍した来島村上氏(村上水軍3家の1つ)が激流を利用して天然の要塞として本拠地を築いた島です。
残念ながら山頂に位置する来島城は、現存していません。
島全体を城とする考え方だったようで、北部の磯にも柱を建てていた跡(穴)があります。
有力ポイント3選
島全体を激流が走るため、潮の動きが小さいタイミングを狙うのがおすすめです。
干潮前後であれば、島北部の磯に降りられます。
島内は規模も小さいため、徒歩での移動がよいでしょう。
魚マークをタップすると、簡単なポイントメモと画像が見られます。
黄色のマップアイコンのポイントは、島内でも有力なポイントになりますので、以下で紹介します。
【ポイント3】漁港北側の石積み
小島向いのポイントで、外側を激流が走りますが、緩やかなL字型の地形で本流筋から少し離れます。
本流に引かれる潮ができ、複雑な潮流となりますが、一方通行ではないため釣りになるポイントです。
水深が浅いため、満潮潮止まり前後が狙い目で、メバルやアオリイカの数釣りが期待できます。
少し磯の入り口に向かうと小規模の船台跡があります。この周辺も浅いですが満潮前後は有力なポイントになります。
【ポイント4】島北部の磯
磯先端部の少し沖にディープエリアが隣接するため、来島の大本命ポイントになります。
メバル・アコウ・アオリイカをはじめ、青物系、スズキまで化物クラスが期待できます。
アオリイカ・メバルともに良型が期待できるポイントです。
磯が全体的に低いので、大型船が通ったときは波に注意が必要です。
【ポイント5】島西側の小堤防
船着き場から今治側を北に向かうと、磯に降りる手前に小規模な堤防があります。
本流がかすめますが、ブレイクが近いためその付近を上手にドリフトさせながら釣ります。
うまく底付近を攻められれば、アオリイカやアコウの大型も期待できるポイントです。
先端から南側に向かった辺りが本命ポイントですね。
沖をドリフトさせながら釣っていると、良型のアオリイカが浮いてくることもあります。
アクセスマップ
波止浜港から連絡船を利用して目的地まで移動します。
波止浜港からの連絡船についてはこちらの記事を参考にしてください。
来島で釣りをするときのチェックポイント
来島では、桟橋・漁港内での釣りは禁止されています。長く釣りを楽しむためにも注意事項は守りましょう。
島内に店舗はありません。
待合所・トイレはありますが、自動販売機はないので飲み物は必ず持参してください。
島北部の磯を含めてランガンするときは、スパイクソールのフットウェアが望ましいです。
満潮、干潮どちらもプランをたてられます。
干潮時は島を1周するプラン、満潮時は島の南側の護岸中心にじっくり釣るプランが有望です。
いずれの場合も潮が速いので、潮止まり前後を中心にしたプランがおすすめです。
その他のしまなみエリアの釣りポイントは、こちらの地図のピンマーク(魚マーク)をタップすると、ウィンドウが開きます。その中のURLからポイント記事へ遷移できます。