釣りに行きたいけど、いつ、何時くらいに行けば釣れるのか分からない・・・
潮汐表(潮見表)の見方が分からない・・・
おすすめの釣りに便利なアプリを知りたい
今回は、ランガンを超効率化するために重要なポイントになるプランニングに関するお悩みを解決したいと思います。
元釣具屋の店員、釣り歴40年以上の経験から、天気予報・潮汐表(潮見表)を活用して釣りのプランニングを超効率化する方法と便利なアプリを紹介します。
最後まで読んでいただくことで、釣りのプランニングを超効率化する方法がわかり、ランガンだけでなく、あらゆる陸っぱりの釣り計画を効率よく立てられるようになります。
【プランニング】日程や時間を決める手順
プランニングの大まかな手順は、次のとおりです。
- 日程釣行する日程、時間帯を決める
今ここです!😀
- ポイント当日の天候や潮汐などをもとに、マップでポイントを選定する
- ルート釣り場から釣り場へのルートや移動時間を計算する
- エネルギーエネルギー補給(食事)のタイミングを盛り込む
ランガンしない場合は、移動時間の計算は必要ないですが、釣りに行こうと思ったら日程や時間帯から決めることが多いのではないでしょうか。
その主な理由としては、
- 休日があらかじめ決まっている
- 天気と潮汐は、アングラー側で決めることができない
休日に関しては人それぞれだと思いますが、天気と潮汐に関しては、自然の中での遊びですので、アングラー側で条件に合わせることが必要。
プランニングをするときは、天気予報と潮汐をチェックすることから始めると、効率的です。
同時に、その日の好条件となりそうな時間帯や釣り場を選んで釣りをすることになるので、釣果UPも期待できます!
連休だったりすると、可能であればより条件のいい日を選びたいですね。
天気予報で釣りを効率化する
晴れておだやかな日に釣りに行ければいいのですが、残念ながらそんな日ばかりではないのが自然の中での遊び。
でも、僕たちには天気予報があるじゃないですか笑
天気予報を駆使して、まずは次の項目をプランニングしましょう。
天気が釣りに与える影響
天気にはさまざまな要素がありますが、主にチェックしたい基本項目は次の3つです。
降水量 | レインウェアが必要かどうか、釣行するかどうかの判断基準になる。 |
風向 | どの方向から風が吹くかが、釣り場を選定する要素の1つになる。 |
風速 | 風表でも釣り可能か、風裏を選択するか、釣り場を選定する要素の1つになる。 |
降水量について
降水量はみなさん必ずと言っていいくらいチェックすると思います。
当然ですが、雨が降る予報であればレインウェアの用意が必要になりますし、あまりにも降水量が多い予報ですと、釣行自体をキャンセルする必要もあります。
個人的には、釣りをしていて「結構きついな・・・」とストレスを感じるのが、降水量が2mm以上のときです。
雨の降りはじめであれば、気圧が下がって活性が高くなるとも言われます。
しかしながら、あまりに大量の雨が降ってしまうと、塩分濃度が低下したり、真水による濁りが発生したりすることもあるので、あまりいい条件とされていません。
雨が続いた後の釣行は、なるべくなら河川の流入がないポイントを選びたいですね。
あと、安全第一を心がけ、降水量が多くなる予報のときは、無理しないようにしましょう。
風向と風速について
風向は、エギングやメバリングをはじめ、ほとんどの釣りで重要な要素の1つです。
どちらから風が吹いてくるかをチェックしてから釣り場を選定すると、風が強すぎて釣りにならなかった・・・ということが避けられます。
天気予報はほとんど風しかチェックしてないですね笑
最もやっかいなのが、横から吹く風です。ラインが風に取られて仕掛けが思っていない動きをしたり、うまくポイントに流しにくかったりします。
向かい風や追い風になる釣り場では、比較的釣りはやりやすいですが、あまりに強い向かい風は、ロッドにラインが絡むなどのトラブルも発生しやすいので注意が必要です。
しかしながら、風表は「ウィンディサイド」になって、プランクトンなどが岸によりやすくなるので、好釣果が得られる可能性もあります。
ただ、風速表示で4mを超えるようですと、正直風表で釣りをするのは難しいです。
また、6m以上の風速になると、風裏を選んでも、風が舞い込んでくる可能性が高いですが、どこかに風が弱まるポケットのような場所があったりもします。
どうしても風の強い日に釣行しなければならないときは、そのようなポケットを探しながらポイント移動するなどして対処するのが吉です。
繰り返しになりますが、安全第一です😅
釣りにおすすめの便利な天気予報アプリ
現在では、スマホアプリでいつでもどこでも詳細な天気予報をチェックすることができます。
ただ、あくまで予報ですので、会社によって予報が異なることも多いです。
おすすめは、天気予報アプリを2種類インストールしておくこと。
天気予報があやしいときは、2つを見比べて最終判断するようにすると、ちょっとだけ確率が上がる気がします笑
実際に使っているアプリを紹介します!
【tenki.jp】日本気象協会
tenki.jpは、日本気象協会が運営する公式の天気予報サイトで、アプリとしてスマホにインストールして使用することができます。
おすすめの理由は、天気予報の正確さや市区町村別のピンポイントの天気が1時間ごとの単位でわかるところです。
もちろん、降水量や風向・風速の予報も1時間ごとの単位でわかるので、ランガンのプランニング時にはありがたいですね。
まず選んで間違いのない天気予報アプリと言えるでしょう。
月額110円(税込)のプレミアム会員になると、より細かいコンテンツが利用できますが、釣りに使用するだけなら、無料使用で全く問題ありません。
tenki.jp -日本気象協会の天気予報専門アプリ-
一般財団法人 日本気象協会無料posted withアプリーチ
【Windy】Windy.com
Windyは、チェコ発の天気予報サイトで、アプリとしてスマホにインストールして使用することができます。
おすすめの理由は、降水量、気温、風向・風速に加えて、気圧や海水温、うねり・波高など釣りの計画に必要な天気の要素が視覚的にわかるところです。
見た目も美しく、眺めているだけでも楽しいサイトで、多くのアングラーが愛用しているのではないかと思います。
有料のPremiumプランもありますが、無料版で十分すぎる機能が備わっています。
海水温がわかるのがありがたいですね!
tenki.jpの予報と結構食い違うことがあるので、最終的には気象庁のサイトをチェックしたります笑
Windy.com
Windyty, SE無料posted withアプリーチ
潮汐をチェックする
天気予報で釣行可能と判断できたら、次に潮汐を確認します。
潮汐で確認したいのは、潮の動きの大小と、干潮あるいは満潮の時間帯です。
潮汐とは
海面の水位(潮位)は約半日の周期でゆっくりと上下に変化しています。 この現象を「潮汐」といいます。
この原因となるのが、主に月の引力と地球が公転するときの慣性の力です。
太陽・地球・月が一直線になる時期は、満月または新月となり、潮位変動が最も大きい「大潮」の時期になります。
また、地球を中心として太陽と月が直角になる時期は、半月となり、潮位変動の小さい「小潮」の時期になります。
釣りでは、一般的に潮位変動の大きい「大潮」の時期がよいとされています。
潮汐による好不調は、ポイントにもよります。
普段から潮の速いポイントでは、少し潮が落ち着くタイミングのほうが釣りやすいですね。
特にしまなみエリアの場合は、要注意ですね・・・笑
普段から潮の速いエリアでは大潮のときは釣りにならなかったりしますので笑
潮汐表(潮見表)の見方
潮汐表(潮見表)には、潮位を数値で表したものと、視覚的にとらえられるタイドグラフと呼ばれるものがあります。
釣りでは、タイドグラフを活用することをおすすめします。
その理由は、同じ満ち潮でも、潮位変動が大きい時間帯と小さい時間帯があり、タイドグラフではそれらを視覚的にとらえることができるからです。
このタイドグラフを使って、プランニングを超効率化していきます。
干潮・満潮のタイミングを確認する
天気予報で、日程や風向・風速を確認したら、次に潮汐表(潮見表)を使って、想定している釣行時間内の干潮と満潮の時間帯をチェックします。
干潮と満潮の時間帯をチェックする理由は、その潮止まり前後、つまり潮が止まる寸前、また潮の動き出しでターゲットが口を使う可能性が高いからです。
半日釣行プランの場合だと、どこかで干潮・満潮のタイミングがあるはずです。
そのタイミングで最も期待を寄せているポイントに入ることを第一優先にプランを立てると、効率的なプランニングができます。
しまなみエリアの場合、基本的に激浅なので、干潮時に釣行するときは、そもそも水があるかどうかをチェックしてくださいね。
流速の変化を確認する
タイドグラフでは、潮位変動が大きい時間帯と小さい時間帯を視覚的にとらえることができます。
ランガンのプランニングをするときには、この流速の変化点をなるべく移動にあてないようにすると効率的に釣果UPにつなげることができます。
流速の変化に関しては、棒グラフのほうが見やすいですが、角度で何となく判断できますね。
釣りにおすすめの便利なタイドグラフアプリ
タイドグラフも現在ではアプリ化されており、多くの種類が無料で使用可能になっています。
実際に私が現在愛用しているのが、こちらのアプリです。
タイドグラフBI
タイドグラフBIは、B.Creation株式会社の運営している潮見表アプリです。
おすすめの理由は、日本全国3,000ヶ所の潮見表(タイドグラフ)や潮汐関連情報でかなり詳細なデータが見られるところです。
また、天気、気温、風向・風速、気圧、水温など、釣りに必要な情報を一画面に表示することができるのも魅力です。
このタイドグラフBIには、BI(爆釣指数)なる機能が搭載され、魚の釣れやすさの目安にもなります。
無料版では、前後30日の期間のデータしか見ることができませんが、有料登録(月額120円)すると見られるようになります。
オールインワンで便利なのですが、1時間ごとの天気は確認できません。
やはり現状では、天気予報アプリの併用が理想ですね。
タイドグラフBI /全国の釣り場ごとの潮見表
B.Creation Inc.無料posted withアプリーチ
アプリを使って日程や時間帯を効率的にプランニングしよう!
今回の記事では、天気予報・潮汐表(潮見表)を活用して釣行する日程や時間帯のプランニングを超効率化する方法と便利なアプリを紹介しました。
天気予報と潮汐表(潮見表)は、アプリをインストールすればスマホでチェックできます。
まずは、この2種類のアプリを駆使して、プランニングを超効率化させましょう!
プランニングの次のステップについてはこちらの記事で説明しています。
超効率化ランガンをまとめた記事はこちらになります。よかったらこちらもチェックしてみてください。