馬島は、来島群島(来島・小島・馬島)の中で最も東部に位置し、中渡島、武志島といった磯からのチヌフカセ釣りの好ポイントに隣接する有人島です。
漁港は1カ所のみで、あとは磯からの釣りが中心となるため、中級者以上のアングラー向けにおすすめの釣りスポットです。
概要
周囲約4kmの有人島です。来島海峡大橋は通過していますが、自動車での上陸はできません。
アクセスには、波止浜港から出船する連絡船を利用するか、二輪(125cc以下のバイクか自転車)を利用します。
馬島という名前は、江戸時代に今治藩が馬の放牧を行っていたことに由来するとされています。
島の東側、中渡島との間の中水道に現れる「八幡渦」と呼ばれる渦潮は大潮のときには直径が10m以上になり、圧巻の迫力です。
神輿を乗せた船が渦に飲み込まれたことがあるそうです。
日本三大潮流といわれるのはこの周辺の海域です。
有力ポイント3選
漁港から各ポイントまで少し距離があるため、可能であれば二輪(125cc以下のバイクか自転車)での上陸が効率いいです。
漁港以外では磯のポイントが多くなるため、スパイクシューズやスパイクブーツの用意があるとフィールドが広がります。
東向きの小浦崎、須崎は良型の実績が高いですが、渡船利用でないと干潮前後の釣りになります。
また、西向きは浅いゴロタ地形です。
干潮前後のプランニングでチェックできるポイントが増える島です。
基本的に浅いポイントが多いので、スピーディーな釣りの展開が理想ですね。
一方で、ディープエリア(中水道・西水道)が隣接するので、魚やイカのコンディションがいいのも特徴です。
魚マークをタップすると、簡単なポイントメモと画像が見られます。
黄色のマップアイコンのポイントは、島内でも有力なポイントになりますので、以下で紹介します。
【ポイント1】馬島漁港
連絡船で到着する漁港です。
島内では比較的水深があり、潮流は速いですが攻略すればアオリイカやメバルの良型が期待できるポイントです。
【ポイント2】小浦崎周辺の磯
小浦崎周辺の磯へは、干潮前後にエントリーできます。
釣りをする時間が限られるため、タイムマネジメントをしっかりしながらポイントチェックすることが必要になります。
手前は浅い地形が広がりますが、少し歩いて奥まで行くと、干潮時でも比較的釣りやすい水深のポイントがいくつか発見できるはずです。
【ポイント6】渦の鼻
ここも干潮時のみエントリーできるポイントです。馬島神社を抜けて砂浜海岸に出ると、右手に洞窟がありますので、そこからエントリーします。
八幡渦と言われる潮流、渦潮が流れるポイントですので、潮止まり前後、また潮が流れる時間帯では流芯をはずしながら釣るのがコツです。
アクセスマップ
波止浜港から連絡船を利用して目的地まで移動するか、二輪(125cc以下のバイクか自転車)を利用して移動します。
波止浜港からの連絡船についてはこちらの記事を参考にしてください。
来島海峡大橋 二輪車入り口まで
二輪を利用するときは、自動車のインターと入り口が違うので注意してください。
目的地 | 来島海峡大橋二輪車入り口 |
住所 | 〒799-2111 愛媛県今治市小浦町2丁目5 |
移動手段 | 二輪車(125cc以下、自転車)など |
最寄り駅 | JR波止浜駅 |
その他 | 馬島までは、自転車は無料、125cc以下のバイクは片道100円 ※料金所あり |
馬島で釣りをするときのチェックポイント
馬島では、桟橋・漁港内での釣りは禁止されています。長く釣りを楽しむためにも注意事項は守りましょう。
島内に店舗はありません。
待合所・トイレに加えて自動販売機もありますが、夏場は売り切れることが多いので、飲み物は必ず持参してください。
いくつかポイントをランガンするときは、磯中心になりますので、スパイクソールのフットウェアが望ましいです。
浅いポイントが多いため、ウェダーがあるとフィールドが広がりますが、くれぐれも潮位に気を使いながら安全に釣りを楽しんでください。
その他のしまなみエリアの釣りポイントは、こちらの地図のピンマーク(魚マーク)をタップすると、ウィンドウが開きます。その中のURLからポイント記事へ遷移できます。